少林寺拳法協会
沿革
恵庭支部設立者である計良猛一が昭和44年に少林寺拳法の修行を通じて地域における青少年育成を目的として体育協会への加盟を果たしました。
平成6年に恵庭支部長が計良の勇退によって荒城文廣へと交代しました。
荒城は計良の意思を引き継いで平成27年までの21年間、地域への少林寺拳法の普及活動に尽力してきました。
現在は恵庭支部長として蔵重旨由が指導にあたっており計良、荒城が目指してきた地域社会 へ貢献出来る青少年の育成という少林寺拳法の理念のもと、活動しております。
現況
少林寺拳法とは1947年(昭和22年)香川県多度津町において、開祖・宗道臣によって創始されました。かつて中国で学んだ拳技をもとに、自らの理論による独自の拳法をあみ出した。開祖は、それを「少林寺拳法」と名付け「人づくり」 のための「行」としたのです。
その理念は、「半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを」という言葉に表され、試合で勝ち負けを争うことが目的ではなく、自己を見つめ、相手とともに上達を図るという修練過程を通じて、自己を確立し、自他共楽の精神を養うためのものです。
その技法は、剛法(突き・蹴り)、柔法(抜き・逆・ 固めなど)、整法(整骨など)の三法二十五系から成り立ち、守りと反撃からなる護身の技術です。恵庭支部では毎年行われている北海道大会や各行事活動へ積極的に参加し他地区の拳士との交流によって個々の拳士がそれぞれ人間関係の幅を広げております。
少林寺拳法の修練の中で無限の可能性を秘 めている青少年に自信と勇気を備え礼儀正しい他人を思いやる心の豊かな人間を育てるとともに地域に根差し地域の皆様と供に成長を見守り供に歩める支部でありたいと考えて活 動しております。
今後に向けて
現在の日本の現状を見ると得の物心の“ここ ろ”の面の問題が問われるのではないでしょうか。
他人に対する思いやりの心、命を大切にする心、自分を振り返る心がないがしろにされていると確信します。
少林寺拳法の基本理念は、“半ばは自己の幸せを、半ばは他人の幸せを”であり、この教えを自分の理念とできる、青少年の育成を目指しております。
我が恵庭支部もこの理念を最高のものとして、指導にあたっており、うぬぼれではない本 当の強さを目指し、指導者、挙士、父母一丸となってより良い社会づくりのための一助になれれば、との願いであります。