居合道連盟
沿革
<発祥の経緯>
戸山流居合道は、故山口勇喜が昭和40年代の中学生・高校生の校内暴力、家庭内暴力、親殺しや経済大国に成長を遂げたるも逆に精神文化は低下の一途を辿り、誤って自由は自己本位で組織ぐるみの欲望はあらゆる分野において無軌道無節操乱麻の様相を憂い、日ごとに乱れゆく思想の混乱乱麻の情勢を浄化する役割を果たさなければならないと一念発起し、明治大正、昭和に体育武道軍楽専門の陸軍戸山学校において日本全国で最も著名な剣道・居合道範士の中山博道先生を中心に剣客を招聘し、外戦経験の基に各流派から最も実践的で代表的な技を取り入れ編成された居合道を、昭和49年9月15日、ここ恵庭市豊栄神社社前において戸山流居合道連盟の発足をみた。
故山口勇喜が75歳から103歳まで、全国を自ら運転し、旧友をめぐり全国組織を作り上げた。
現況
<10年のあゆみ>
平成19年
●恵庭市青年会議所試斬披露
平成20年
●第10回日本戸山流全国大会
田辺市・龍神村大会
・男子二・三段優勝 白川高広
・女子二・三段優勝 丹伊田和子
・高段者女子優勝 勝原トミ
・男子団体優勝
・女子団体二位
平成21年
●北海道みどり環境活動事業参加
平成22年
●ジュニアアートフェスティバル
平成23年
●全道社会教育委員大会試斬披露
●流祖十年祭
平成24年
●北広島市国際交流カナダ・サスカン
平成25年
●第12回日本戸山流全国大庭大会
恵庭大会
・女子初段以下優勝 渡邊トセ
・女子二・三段優勝 橋口礼子
二位 佐藤絢子
・女子四・五段優勝 丹伊田和子
・男子二・三段三位 野原秀俊
・男子四・五段三位 松本保
・中学高校 優勝 豊岡良子
平成27年
●第13回日本戸山流全国大会
浜松大会
・男子三段の部優勝 野原秀俊
・女子四段の部優勝 佐藤絢子
二位 橋口礼子
平成28年
●上級指導者講習会
今後に向けて
ここ10年のあゆみを見ても分かるとおり全国大会においては優秀な成績を収めてきた。それは次世代を担う剣士が着実に育ってきていることだ。だが、会員数を見るとその人数は減 少の一途をたどっている。
本来、戸山流には宗家が作り上げた刀法が、「基礎居合」「居合剣法」「八法斬り」「本居合」「大太刀組太刀」「奥居合」「小太刀組太刀(長短一味の形)」「銃刀対組太刀(槍対)」「宝蔵院流槍術」 の九種類あるが、今は居合剣法、基礎居合、奥居合の三種類を稽古に用いているが、若者たちの目を引きやすい組太刀等も披露し興味をそそ るアピールしやすい技を練習に取り入れ強化を図る必要がある。
また、作法を充実し解説を多くし新たな教本の作成が早急に望まれ、ここ五年を目途に整備し会員増を目標としたい。